何に“泣く”のか?

「誰も知らない泣ける歌」を紹介する番組が放送されているけど、私は見るたびに、これは「“歌”に泣けるのではなく、“エピソード”に泣けるものを紹介しているのだ」という感が強くなっています。

本当に“泣ける歌”というのは、何のエピソードもなくそれを聴いたときに泣けるものをさすのだと思います。そういう歌っていうのは、聴く人が自分の人生にオーバーラップさせて(または、思わずしちゃって)泣けるものでしょう。だから、Aさんにはとても泣ける歌でも、Bさんには全く心を動かされない歌だなんてことは、よくある話で、いかにその曲を聴いて泣いちゃった経験が多いものを紹介すべきだと思うのです。

だから、“泣ける”エピソードありき、の曲紹介なんて…。

しらけます…。