ありがとう

2018年9月10日(月)夜

愛猫のモモが急逝しました。

3年4ヶ月という、あまりにも短い命でした。

 

いつものように、夕食後リビングで過ごしていました。

いつものように、ララと遊んでいました。

いつものように、「もう、ご飯ないの?」という目でこっちを向いていました。

いつものように、水を飲んでいました…。

 

一瞬、あまり聞いたことのないような音がしました。

 

モモがテーブルの下で横たわっていました。

いつもと違う横たわり方でした。

 

「あれ?モモ!変だよ!」

妻が抱き上げます。

「何か冷たくなってきてる…。」

体が動いていません。

 

とっさのことで私もパニクり、「119番」に電話しそうになります。

気を落ち着かせ、近所の動物病院に電話。簡単に症状を伝え、大急ぎで車で連れて行きました。

 

すぐに処置室に。

待合室にいると、先生に呼ばれました。

看護師さんたちが心臓マッサージをしてくれていました。

「自分の力では呼吸ができていない状況です…。」

 

私は、「可能性は低いんだな」と理解しました。

涙が込み上げました。

 

その日の夕食時。

「私、もしララが死んじゃったら、学校とか絶対行けないな。」と長女。

「まあ、学校行く間くらいは大丈夫でしょ…」

なんていう会話をたまたましていました。

 

長女は気にする子です。

「あんな話ししたから…」と自分を責めるんじゃないかと思うと、胸が痛くなりました。

 

20時30分。

 

モモ、私たち家族を置いて、逝っちゃいました…。

 

「早すぎるでしょ!」

 

涙が出てきちゃうんですよ、溢れ出てきちゃうんですよ。

だってね、3歳ですよ、まだ。

何の前触れもなかったんです。

元気がないとか、吐いたとか、下痢してたとか、変な鳴き声してたとか。

いつものようにそこにいたのに…。

 

モモを連れて帰りました。

マンションのエントランスで、妻と子供達が待っていました。

あまりにもあっけなく、あまりにも辛いお別れとなってしまいました。

 

翌朝、安らかに眠っているモモを触りながら、長女が泣いていました。

長男は、ソファにうつ伏せに横たわってiPod touchを触っていました。

「ゲームかぁ。気持ちの切り替え速いなぁ」なんて思ってチラッと覗き込んでみました。

彼はゲームをしてたわけではなく、今までiPod touchで撮ったモモの写真を見ていました。

そして、咽び泣いていました。

 

家族4人で涙を流しました。

一度落ち着いても、ふっとした瞬間にこみ上げてきてしまいます。

 

モモがいなくなってから、長男がララのことをものすごく心配するようになっています。ちょっと姿が見えないと、「ララ、ララ」と探しに行き、「ねえ、ララ大丈夫かな?」と私たちに確認します。不安そうにしている長男を見ているのも、胸が詰まります。

 

私は、「気持ちの整理がつくかな」と思い、ここに書きました。

もちろん、この悲しみは家族4人で乗り越えていかなければなりません。

でも、私自身はもう少し時間がかかりそうです。

 

モモ、たくさんのステキな時間をありがとね。

安らかに眠ってね。

f:id:asakamatsu:20180912150948j:plain モモが好きだった遊び道具 通称「カシャカシャ」